令和7年度始業式(R7.4.8)
2025年04月09日
4月8日(火)に令和7年度がスタートしました!
まずは校長着任式、新任の教職員の着任式を行い16名の教職員の方々をお迎えしました。その後始業式を行いました。吉岡淳(まこと)校長先生からは、「東高の教育目標である「自立への道程」についてのお話がありました。「高校3年間だけで自立した状態に到達することは難しいけど、自立という完成された状態を目指すからこそ、『今』が大切だよ」というお話でした。そのために、みんなには「小さな挑戦、小さな気遣い、大きな志」を大切にしてほしいというお話もありました。挑戦には失敗がつきものです。「学校は、みんなが安心して失敗できる環境であり、その失敗をみんなが讃えあえる安心できる学校でありたい。」とも言われました。教職員、生徒、保護者、地域の皆様と一緒に、「いい学校」をつくって参りましょう!!
以下、始業式校長あいさつ全文です
新しい年度、学年をスタートする皆さんに、確認の意味をこめて、松江東高校の教育目標について、2点お話しします。
1点目は、教育目標「自立への道程」の意味を確認します。道程と書いて「みち」と読んでいますが、「道程」という言葉の意味について調べると、「完成あるいは特定の状態へ至るまでの過程を表す」、「物理的・心理的に短い距離には使わない」といったことが書いてあります。つまり、自立という完成された状態に至るまでの物理的・心理的、時間的も含めた長い過程、これを教育目標にしています。実際には、高校3年間だけで自立した状態に至ることは難しいことかもしれませんが、自立という完成された状態を目指すからこそ、【現在・今・この瞬間】が大切だと考えています。今、やると決断し、それに向けてすぐに動き出せるか、そうした姿勢で日々取り組んでいこう。という目標だと考えています。
2点目は、教育目標の「小さな挑戦、小さな気遣い、大きな志」についてです。小さな挑戦をするということには、失敗がつきものです。だからこそ、安心して失敗できる環境が必要です。皆が互いに、決断と実践に挑戦していることを理解しあい、その失敗すらも互いに讃えあえる安心感があってこそ、再度の挑戦や、次の挑戦に向かえると思っています。私は、小さな挑戦とは、小さな目標をたて、素早い決断で行動につなげ、失敗しても成功を収められたとしても、大きな自立にむかって、継続し、再びの挑戦することだと考えます。私が挑戦していることを一つ紹介します。私は、アメリカのMLBロサンゼス・ドジャースで活躍している大谷翔平選手のようになることを目指しています。試合中の一場面なのですが、大谷選手がフォアボールとなり、一塁に向かう途中で、グランドに落ちていたゴミを、さりげに拾い上げるシーンがスポーツニュースで取り上げられました。本当に自然に拾い上げ、ポケットに入れる姿が、すごいな、かっこいいなと新鮮に印象に残りました。簡単なことのように思うかもしれませんが、校内、廊下などで実際にやってみると、なかなかスマートにできません。私の場合、発見して決断して行動する間に目標を通り過ぎてしまって、引き返す羽目になります。何度もやってみるのですが、大谷選手のようにスマートにいきません。頭の中の大谷選手の姿と自分の姿を比べて、なんかダメだなとガッカリしてしまいます。しかし、まだあきらめません。再度、小さな挑戦をしていくつもりです。
皆さんには、学習や部活動、探究活動などにおいて「小さな目標、素早い決断、そしてすぐに行動」、そして、失敗しても続ける、という挑戦を、日々、意識してほしいと思います。
誰もが「自立」に向かう、一人ひとりに大きな志がある、日々、瞬間の積み重ねができる。そんな新年度となることを願っています。