2年総合的な探究の時間(令和7年1月)
2025年02月28日
令和7年1月10日(金)
2年生の3学期の総探は「ライフデザイン探究」と称して、これまでの総探や教科、課外活動等での学びや成果を進路実現につなげていくことを目標として展開していきます。
これからの学習の概要とスケジュールの説明を把握したのち、冬休み課題として考えてきた「今、自分自身に身についていると思う力」について、「なぜ、そう思うか。」「いつ、身についたと思うか。」といったことを確認していきました。時間に余裕がある生徒は、自分に身についていると思う力と志望大学のAP(アドミッション・ポリシー)に関連があるかを調べていきました。
令和7年1月14日(火)
この日の総探では、進路スケジュールや進学先の確認をしていきました。進路スケジュールを把握する資料として、「2026年度大学入試スケジュール」「島根大学と島根県立大学の入試日程の概要」を参考にしていきました。
進路希望(就職・国公立大・私立大学・専門学校)ごとにスケジュールに違いがあることを確認したのち、主に、大学入試で必要となりうる提出書類について確認していきました。近年の大学入試では、大学での学びの方向性、主体的に学ぶ意欲や態度、他者との協働性といったことも適性として評価されることがありますが、その評価のために「志望理由書」「活動報告書」等と称された書類を出願時に提出する場合が多いです。また、近隣の島根大学では、それぞれ「学びのタネ」「クローズアップシート」と称されており、大学ごとに名称や様式が異なるため、入試要項等を熟読する必要があることも確認していきました。授業の後半では、志望校のAP(アドミッション・ポリシー)について調べていきました。
令和7年1月21日(火)
この日は、「クローズアップシート」のことを知り、書く内容のネタを集めるために、自分の活動を振り返る時間でした。この「クローズアップシート」とは、島根大学の総合型選抜(へるん入試)における活動報告書の様式のことです。活動報告書の様式は大学ごとに異なるのですが、記載すべき内容を確認すると、大きな違いはありません。そこで、本校では近隣の島根大学の様式を題材にして、2時間の授業と課題により、現時点の「クローズアップシート」をまとめていきます。
まずは、高校生活での様々な取り組みを振り返り、自分をアピールできるものは何かを考えつつ、できるだけ多くの取り組みを挙げていきます。その際に、入学時と学期末ごとに書き貯めてきた「キャリアパスポート」や総探でのワークシートなどを参考にしつつ、記憶をたどりながら振り返っていきます。取り組みごとに「1.取り組みの概要 2.結果(学びや得たこと) 3.工夫・苦労・発見」という観点で、深く振り返ろうとしていきます。次に、取り組みごとに大学のAPとの関連性の強さを自己判定し、次回の外部の方との面談に向けて、ワークシートに整理していきました。
令和7年1月28日(火)
この日は、「クローズアップシート」の2回目の授業として、県内で活躍されている大人(企業での採用担当や人材育成系)の方10名にご来校いただき、21R、22Rの生徒の面談をしていただきました。自己の活動を振り返ることは、自問自答だけでは難しいものです。また、担任との面談など学校現場の教職員だけだと価値観が偏ることもあります。そのため、昨年度から外部の方の協力を得て、各生徒の経験を広く・深く掘り進める機会としています。
前回の授業で整理したワークシートを用いて、自己の取り組みがどのようなもので、志望校のAPとどのように関連付いているかを説明したのち、大人の方から質問してもらいながら、自己の取り組みを深掘りしていきました。1人の大人の方に対し、生徒3・4人としているため、ひとりの持ち時間は8分程度ですが、他の生徒の場面でも参考になることをメモする生徒も見受けられました。普段接することがない方が相手のため適度な緊張感があるものの、積極的に対話をして、充実した活動となっていました。
授業の終わりに、授業での学びを踏まえて、課題として「クローズアップシート」を書いて、3月7日に提出することを確認しました。
〔ご協力いただいた方〕
安平 光一郎 様(LiM合同会社)
加瀬 健志朗 様(株式会社アタエ)
村上 昌平 様(島根トヨペット株式会社)※島根大学社会教育士講習修了生
吉田 真弥 様(しまね産学官人材育成コンソーシアム)
岩本 晃典 様(島根県立大学 助教授)
原 国大 様(朝日放送ラジオ株式会社)※大人図鑑協力者
吉崎 聡一 様(NPO法人カタリバ/島根県教育庁 高大連携推進員) ※島根大学社会教育士講習修了生
肥後 淳平 様(株式会社エブリプラン)
守山 基樹 様(株式会社エブリプラン)
小田 千愛 様(株式会社エブリプラン)
令和7年1月30日(木)
この日は、21R・22Rの生徒が28日に実施した内容を、23R・24R・25Rの生徒が行う日でした。しかしながら、大きな違いがありました。それは、協力者を県外で活躍されている大人の方に変えて、ZOOM配信を利用してオンラインで実施したことです。ここ2年間、東京研修旅行における「大人図鑑(関東で活躍されている多様な方との座談会)」で県外の方々とのつながりができています。このつながりを研修旅行だけでの単発的なイベントでとどまらないように、オンラインのよさを生かして、生徒と面談していただこうという初の試みです。
会場に10個のブースを用意し、各ブースに生徒が3・4人座り、Chromebook1台でZOOMに参加します。全体説明のあと、ブレークアウト機能により、1つのブースにつき1人の県外の方をつなぎました。そのあとは、各ブースで、生徒が司会とタイムキーパーを輪番で行い、1人ずつ面談していただきました。先日の21R・22Rのときのように対面ではないため、上手くいくかどうか不安もありましたが、想定より音声の問題もなく、生徒も積極的に対話を繰り広げていました。
〔ご協力いただいた方〕
森川 祐亨 様(ドロイトトーマツグループ)※大人図鑑運営協力者
黒川 達生 様(ドロイトトーマツグループ)※大人図鑑運営協力者
宇野 浩太朗 様(ドロイトトーマツグループ)※大人図鑑運営協力者
大西 夏希 様(ドロイトトーマツグループ)※大人図鑑運営協力者
鈴木 のぞみ 様(一般財団法人日本国際協力センター)※島根大学社会教育士講習修了生
濱野 優貴 様(滋賀県立彦根東高等学校 教員)※島根大学社会教育士講習修了生
雫石 まどか 様(株式会社ロコタビ/上島町 地域おこし協力隊)※島根大学社会教育士講習修了生
村上 裕美子 様(株式会社アワーズ/一般社団法人 Work Design Lab)※大人図鑑協力者
大塚 博通 様(住友精密工業株式会社)※大人図鑑運営協力者
瀧澤 純一 様(田辺三菱製薬株式会社)※大人図鑑運営協力者からの紹介
小田 千愛 様(株式会社エブリプラン)