令和6年9月1日(日)「EAST地域探究」成果発表会 in 東雲祭

 東雲祭1日目に「EAST地域探究」選択者19名による成果発表会を行いました。この授業は、令和3年度から学校設定科目として開講しており、本校の特色の一つとなっているものです。「EAST地域探究」の授業は、1・2年の総合的な探究の時間に行っている地域課題解決型学習を、より深めたいと考える生徒が選択しています。1・2年ではグループでの探究を行うことが多いですが、3年次は個人での活動となり、個々の生徒が自身の興味関心に基づいたテーマで探究を進めています。今年度の探究テーマは、次のとおりでした。(東雲祭での発表会場ごとにまとめています。)

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 4月は、過去2年間の選択者が作成した活動報告書を読み、活動全体の流れをつかむことからスタートし、自分のやりたいことや地域の課題に目を向けながら探究テーマを考えていきました。5月に入ると、キックオフミーティングを開き、授業に協力してくれる大学生サポーター18名との壁打ちを行いました。このキックオフミーティングでの学びを踏まえ、大学生のサポートも生かしながら具体的なビジョンや活動計画を設定し、地域への協力依頼も行いました。6月中旬の中間報告会では、具体的な活動計画を各自のテーマに沿った仕事をされている方々に向けて発表し、残り2か月の活動に向けた具体的で的確なアドバイスをいただきました。

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 7月末にはオープンスクールで中学生向けに「東高での探究活動とは何か」を伝え、中学生の探究への意識を育む活動をしました。また、7月から8月にかけて、イベントの準備が整った者から「川津公民館」「やわらぎ西川津」「八束児童クラブ」「ゲストハウス余泊」「本庄小学校体育館」「亀田山喫茶室」「松江東高校」といった場所を会場として活動を行いました。各イベントでは、小学生から大学生、子育て中の方や高齢者の方と、様々な年代の方々にご参加いただきました。

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 そして、東雲祭では、選択者一人ひとりが5分程度で半年間の探究活動の成果を発表しました。今年度は選択者が多いこともあり、3会場に分かれての形式でしたが、学校全体での発表会とすることができました。発表者は堂々とした姿で発表をし、聴衆側の生徒も発表を聞きながら、コメントシートを熱心に書き込んでいました。各会場には、探究活動でお世話になった方を1名ずつ講評者に迎えて、ご講評をいただきました。会場には、講評者だけでなく授業に協力してくれた大学生や、保護者の方々もご来場いただき、発表会の様子をあたたかく見守っていただきました。1年に一度、東高全体で地域探究を学ぶ貴重な機会となりました。

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