「図書館より」原田美穂子様・紺野美沙子様より図書を寄贈していただきました。

                                                                  2023年10月21日

 

 バスケ部の指導でお世話になっている永瀬嘉之先生の同級生である原田美穂子様と、女優の紺野美沙子様から、この度連名で『戦争を読む・平和を考える19450806 星は見ている』(藤野としえ/文、広田郁世/絵、紺野美沙子/編・今人舎)という本を寄贈していただきました。原田様は、4年前にALS(筋萎縮性側索硬化症)という難病を発症しました。ALSとは体を動かすのに必要な筋肉が徐々にやせていき、力が入らなくなる病気です。歩いたり字を書いたり、喋ったりといった日常の動作ができなくなり、世界がガラッと変わりました。そんな中、親交のあった紺野様が朗読される『星は見ている』という本に出会いました。

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この本は、広島の原爆で全滅した広島一中一年生の生徒の母親が書いた手記を絵本にしたものです。女優の紺野美沙子様は、この本の朗読会を各地で開催し、「平和の大切さ」「日常のかけがえのなさ」を伝える活動を行っています。戦争と病気、形は違えどこれまでの日常がある日大きく変わってしまうということ、その中でも生きようとする力は共通するところがあると感じた原田様は、これから羽ばたく松江東高校の皆様に、と紺野様にお声がけされ、共にこの本を送ってくださいました。

寄贈いただきました本には、紺野美沙子様が本校に宛てた直筆のサインもあります。

この本は、本校図書館で受入をし、展示を行います。ご寄贈ありがとうございました。

※追記 原田美穂子様よりメッセージを頂きました。合わせてご覧ください。pdfファイル「原田美穂子様メッセージ」をダウンロードする(PDF:34kB)