12/17(火)、くにびきメッセ国際会議場にて、地域との協働による高等学校教育改革推進事業」地域共創人育成Project 2年生「MATSUE探究」成果発表会が行われました。校内発表会で高い評価を得た8班が発表を行いました。それぞれ5分間で発表を行い、その後質疑応答、そして講師の先生からの助言をいただく、という流れで進められました。発表する生徒は限られた時間で練習を行いました。発表内容がしっかり考えられており、生徒は堂々と発表していました。自分たちが担当する「松江の〇〇」についての考えを提案しようとする積極的な態度が見られました。また、質疑応答も活発に行われ、発表の内容に関する質の高い質問も多く出ました。講師の先生より、1つ1つのグループに対して丁寧に助言を頂きました。「もっと対象について情報を掘り下げてみよう」「どこに、だれに、をもう一回考えてみよう」などといったアドバイスを頂きました。発表をした生徒のみなさん、おつかれさまでした。

「MATSUE探究」成果発表会

 発表後、島根大学地域未来協創本部  高須 佳奈 先生を講師に招き、「地域協働教育は何を可能にするのか」という演題で講演会を行いました。高須先生は次のようにおっしゃっていました。「地域協働教育は社会を前進させていくことを可能にする。変化が激しい今後の社会を生き抜くためには、「どうして?(why)」を自分で繰り返し考えることが必要だ。また、「どうして?(why?)」について繰り返し「創る・考え抜く」という過程から社会を生き抜く力が身につく。このような過程を経験する機会が地域協働教育の中にあるということだ。この地域協働教育を実践する際、周りの大人が生徒にどう働きかけるのかが非常に重要であり、大人が自分の「経験」からものごとを決めつけてしまわないようにすることが地域協働学習において必要不可欠である。」

生徒、教職員ともに今後の学習に生かすことができる有意義な内容の講演をしていただき、ありがとうございました。

「MATSUE探究」成果発表会

 本年度、本校は初めて「地域課題解決型学習」に取り組みました。今回得た成果と課題を来年度につなげ、生徒にとってよりよい学習の機会になるよう尽力していきたいと思います。

 お忙しい中、講師の先生をはじめ多くの方々にお越し頂きました。誠にありがとうございました。