昨年度に引き続き本校の1年生3人の生徒が埼玉県教育委員会主催の「学校地域WIN-WINプロジェクト」成果発表会に参加しました。埼玉県立春日部女子高等学校、埼玉県立坂戸高等学校、宮崎県立高鍋高等学校、本校の4校がオンラインで参加しました。
  まず、各校の生徒によるプレゼンが行われました。生徒が「総合的な探究の時間」で取り組んでいる内容についてプレゼンを行い、教員が質問を行うという流れで進められました。1年生は総合的な探究の時間で「コロナ禍及びコロナ終息後の新しい生活様式について」という内容の探究活動を行っています。発表内容の概要は、「2ヶ月の休校期間の後、毎日7限の授業を受けた。その結果2学期以降は毎日7限ではなくなり、かつ現在の授業進度に大きな遅延はみられない。それならば毎日7限授業を実施して2ヶ月間の休みを設けることができるはずである。その休みをインターシップ等の活動にあてるのはどうだろうか」といった内容でした。他校の教員や生徒の方々から「発想がすばらしい」、「コロナがあったからこその気づきだ」、「情報を収集しようとする姿勢が良い」などとたくさんの言葉をいただきました。言葉を聞いた生徒たちは達成感を感じているようでした。
 他校の生徒の発表は、「コロナウイルスと医療」、「SDGs」、「交通事故を減らすためには」「LGBT」についての発表でした。自分たちとは異なる内容や視点の探究活動と発表に生徒は興味津々でした。他の学校の様子や発表から良い刺激を受けたようです。
 最後に、生徒は少人数のグループに分かれ、与えられたテーマや発表の感想について意見共有を行いました。生徒は「プレゼンを聞いて知ったことをもっと周りに広めたいと思った」「探究の方法やプレゼンの仕方に感心した」などという言葉を残していました。参加した生徒にとって非常に有意義な時間となりました。生徒が得たものを今後の生活で発揮してくれることを期待しています。

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